■引用に終始するサブカル好きがイギリスの文化を滅ぼす
バークレイ・ジェームズ・ハーヴェスト(Barclay James Harvest ) というイギリスのバンドの「タイトルズ」(Titles)という曲がある。
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BARCLAY JAMES HARVEST : MY FAVORITE ARTISTS
>M3はビートルズの曲名や詩を断片的に繋ぎ合わせたもので >ギャグにならない完成度が凄い(曲はトラッド)。
BARCLAY JAMES HARVEST - 『Time Honoured Ghosts』'75 について私が知っている二、三の事柄 - 洋楽ロックと映画について私が知っている二、三の事柄 (2007.10.30)
>TITLES - BARCLAY JAMES HARVEST '75 >ビートルズの曲名やメロディ、アレンジを >巧みにオマージュしてる曲です。
バークレイ・ジェームス・ハーヴェストのビートルズ言葉遊び。 - ブリティッシュ・ロック ブログ ブリティッシュ愛 (2009.10.15)
>とくに3曲目「タイトルズ」は >タイトルとはなんとビートルズの曲名ですが、 >そのビートルズの曲名を繋げて歌詞を作っていて >ところどころにビートルズの曲のフレーズも入っていたりして、 >非常におもしろい曲でした。
BARCLAY JAMES HARVEST 『TIME HONOURED GHOSTS』 - ロックの部屋 (2008.04.18)
>曲の方は【ビートルズ】の曲名を繋ぎ合わせた歌詞による >「TITLES」(当時の邦題はビートルズよ永遠に)が有名。
>こういった形でビートルズへの尊敬と愛情の念を示せる >なんて素晴らしい。単なる思いつきのアイデアでは >出来ないはずです。
ビートルズ の Titles : 洋楽備忘録 (2009.05.18)
>知る人ぞ知る名曲! >Titles / Barclay James Harvest (1975) >問題です。歌詞にビートルズの曲名が何曲か含んでいます。 >Q : 何曲入っているでしょう? ---------- ---------- ----------
このバンドや この曲、こいつの何が醜いかというと、 この曲の作者が ただ見栄えをよくするためだけに ビートルズの楽曲タイトルを引用する態度と その引用元がわかることに喜んでしまうという 浮気娘の嘘つき女だけど みんないい娘のリスナーとの 蜜の味の共存関係だ。 この引用は作品のクオリティに何の影響も与えていない。 ただただ、このバンドが好きなものを、愛こそはすべて であるかのように 作品内で 恋のアドバイスとして提示して 「私は あなたの仲間であり、夢の人である」という 今日の誓いのマーキングをしたにすぎない。 わかってる奴だけが気づいて不気味にニヤリと笑って 恋を抱きしめようとして すてきなダンスを踊るだけだ。 作品内に わかる人間だけがわかる符牒を忍び込ませ、 その意図は パーティはそのままに恋におちたら 仲間意識を強めて 消えた恋を抱きしめたいだけ。 これはイギリスのサブカルチャーやノルウェーの森の もう至るところに散見される。 家に帰れば ぼくが泣く。彼氏になりたい君はいずこへ。 恋をするなら悲しみはぶっとばせ。 そんな ひとりぼっちのあいつの涙の乗車券が イギリスの文化を滅ぼすんだ。
A Hard Day's Night の邦題を紹介しよう。
「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」
この言葉の意味を……あなたはわかるだろうか。
わかるかな〜 わかんねぇだろうな〜 シャバドゥビ〜
Barclay James Harvest - Titles ■ |
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