らくがき日記ナスカ ってナんスカ


[PREV] [NEXT]
...... 2021年11月24日 の日記 ......
■ (無題)   [ NO. 2021112401-1 ]
「ロッキング・オン」元編集長の増井さんの本を
何となく読み返してたら 
90年の(U2の)お詫び記事の事が載ってました


 後になって気づけば、俺が編集長になったことを
 明示する記事は、なんと「お詫び原稿」だった。
  なんのお詫びかというと、ある若い投稿者が
 U2に関するあからさまな批判原稿を送ってきて、
 文章そのものがしっかりしていて、それなりに
 論理的だったし載せようということになった。
 ただ、そこには「U2は『日本の音楽産業はアホだから、
 もう来日しない』と公言した」というようなことが
 書かれている。なので、とりあえず当該発言の出典を
 きちんと確認しなきゃいかんということで、
 本人に連絡を取ることにした。
(略)
 当時の部下へ「本人に電話して聞いておいてくれ」と
 指示を出したところ、確かにそういうことを
 発言していると相手が明言したというので、
 つい「そこまで言うなら本当なんだろう」と
 裏取りを徹底しないまま掲載してしまった。
 そうしたらU2サイドから「そんなことは言っていない」
 と、いきなり内容証明が届けられた。
(略)
 慌てて全社員が国会図書館に行き、
 そのような発言がどこかにないか調べてみたが、
 いっこうに見つからない。
(略)
 一体全体どういうことなんだと投稿者に電話をかけ、
(略)
 尋ねても、相手の話はまったく要領を得ない。
 結局これは彼の妄想内におけるU2の発言と
 認めるしかないことになり、
 もうお詫びを掲載するしかない。


  90年5月号より
  ---------- ---------- ---------- ---------- ----------
  お詫び
   本誌3月号に掲載の××××氏による投稿
(略)
  に対して×××××レコードより、引用部分の
  事実が無根であるとの抗議が寄せられました。
  それを受けて編集部で調査したところ、
  同原稿に引用されているU2の発言は、
  いずれも事実とは異なるものでした。
  これは投稿掲載の決定にあたり、
  引用部分の出典の確認において
  怠慢であった編集部の責任です。
(略)
  お詫びし、訂正いたします。

  ロッキング・オン編集長 増井 修
  ロッキング・オン代 表 渋谷陽一
  ---------- ---------- ---------- ---------- ----------


このRO(90年5月号)の場合は
原稿(投稿文)のチェックが甘かったということで
編集長と代表の名前で お詫び記事を出されてる訳ですが

ROJ(ジャパン)の例の記事の場合は
インタビュアーで編集長でもある人が
やらかしてるという可能性が大な訳で


「ジャパンの取材」について書いてある所もありました


 そんな感じだから、ジャパンの取材って、
 なんというか「勝負」だった。
 パフォーマンスしなきゃいけないし、
 発言を引き出さなきゃならないし。
 山崎とか1日に4本くらい日本人アーティストの
 インタビューをこなしてて、
 「お前よく死なねえな」って言ったら、
 「もう麻痺しました。また一本、いってきま〜す」
 だって。それに比べたら外国人のほうはぜんぜん楽。
 連中は用意した質問の答え受け取ってハイ終わり、
 みたいな感じでできてしまうからね。


この「インタビューこなしてる」人、
あの小山田インタビューの時も
かなり「麻痺」してたんでしょうか



「記事が事実と違う」と言われた時の対応
 
ロッキング・オン編集長(当時) 増井修
→ 雑誌にお詫び記事を掲載

ロッキング・オン・ジャパン編集長 山崎なんとか
→ ダンマリ


RO増井とROJ山崎、どうして差がついたのか…
慢心、環境の違い

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: