映画を観る能力がまったくない映画評論家 - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 (2008.08.27)
(Internet Archive) (2008.08.29)
>テーマの解釈は、人それぞれに観方が違ってくるけど、 >彼の問題はそこじゃなくて、
>観客100人なら100人が同じようにわかるべき >表面的な物語の流れが追えてないの!
(中略)
>ただ、こういう、映画を読めない人種は >今になって出てきたわけでもないようで、 >昔、『氷の微笑』のパンフに「犯人は○○○○だ」とか >書いていた映画評論家がいて、それを小林信彦御大 が >エッセイで「お前は映画について書くのもうやめろ」 >って叩いてて笑ったなあ。
自分は 映画を「読めない」という事には 少々(?)は自覚があるので あんまり感想とかレビューとか書けないですが それは別にして 小林信彦という名前を見かけたので一言
「小林信彦、お前はビートルズについて書くのもうやめろ」
「音楽を題材にする能力がまったくない小説家」
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小林信彦 - Wikipedia
>ある意味で「元祖おたく」とでも呼ぶべき存在でもあり、 >日本のサブカルチャーに与えた影響は絶大である。
ビートルズ論争 - Wikipedia
>小林の反応
>小林信彦は『東京新聞』7月20日夕刊に >「<おたく>の病理学」と題するコラムを発表し、 >この一件に言及した。
>「『ミート・ザ・ビートルズ』という小説を書いたために、 >ボクは一人の<ビートルズおたく>のいやがらせを >受けたが、ビートルズについて(年齢的に見ても) >無知なのに、自分がすべてを知っていると信じこんで >いるのがブキミで、半狂人としか言いようがない。」
(中略)
>松村の再反論
>小林信彦はビートルズに興味がないと思われる。 >興味がないものを題材にするのならその分なおさら >正確にしなければならないのは言うまでもない。 >興味もなければ正確でもないというのでは小説は成立しない。
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Blueの雑記帳(2nd edition) : 消えろ!「ミート・ザ・ビートルズ」 - 松村雄策(2007.02.06)
60年代通信 : 読者の皆様から 「60年代通信」にいただいた暖かい励ましのお便り・その56
>米国ペンシルバニア州・MSさん(40代男性) >2000.01.16 … 小林信彦
>小林信彦は、日本のテレビの成長期である60年代前半に、 >脚本家として、また司会者として深くかかわりました。 >そもそもは、映画評論家であり、雑誌編集者であり、 >さらには喜劇研究者であったので、50年代末から60年代 >半ばまでの芸能、映画、推理小説の世界を直に体験し >それを報告してきた人です。
(中略)
>松村雄策との論争というのは、知らないのですが、 >他の分野に比べて小林信彦の音楽に関する知見は >私はあまり買っていません。 (中略) >音楽についての見方、情報ならば、松村説の方が信憑性 >があるのではないでしょうか。といって、どういう >論争だか知らないのにいい加減なこと言ってますが。
小林信彦と松村雄策の喧嘩
小林信彦・中原弓彦
>112 名前: カラアゲ 投稿日: 02/03/31 07:04
>個人的には、松村雄策とのビートルズ論争が印象深い。 >オレの大好きな小林信彦がなんか変かも? >と初めて思った。 >しかし、芸人物は未だに細かさ大爆発で本当におもしろい。 >前田武彦がTVで小林は異常なメモ魔、とか語っていた >気がする(うろ覚え)。 >萩本と森繁が死ぬまでは、なんとか生きていてほしい。
>117 名前: 無名草子さん 投稿日: 02/03/31 21:48
>>>112 >ビートルズ論争ってどういうものだったの?くわしく >教えて。あるいは そのやりとりを読めるものをおせーて。
>118 名前: カラアゲ 投稿日: 02/03/31 22:55
>小林がビートルズ来日をフューチャーした小説を >書いたんだが、 (たしかイエスタデイワンスモアの2) >ロッキンオンで原稿を書いていたビートルズオタの松村 >が、それを読んで、そんな感じでもなかったんじゃねーか、 >みてーな細かい訂正をいくつか入れた原稿を発表。 >それに小林が反応して論争。 >正直、よく覚えてないんだが、 当時加山雄三が >カッコよかったかそうじゃなかったかとか、 >その当時の「雰囲気」というのがテーマだったような。 >世代的に小林と松村は全然違うので、 >その世代論のすれ違いばかりが浮き彫りになった、 >結構不毛な論争だった気がする。 >流れとしては、松村の方が冷静で、小林の反応が、 >なんだか妙にヒス入ってた気がする。 >勢い余って、関係ない渋谷陽一まで罵倒してたような。 >これ、あくまでも当時厨房のオレの印象論なので、 >もっと詳しい人がいたら、訂正ヨロシク。
>121 名前: カラアゲ 投稿日: 02/04/01 01:27
>あ、書き方がまずかったか。 >いや、松村への反論を使って絡んできたのは小林で、 >渋谷は絡まれた方(笑)。 この論争において、渋谷が >基本的に部外者だったのは事実で、 小林から、かなり >とばっちり的な批判を受けていた、と思う。 そんで >渋谷は小林になにいわれようと、沈黙を貫いてた、と >思う。 ちょっと珍しかったんで(笑)、印象に残ってる。 >この論争、当時オレは小林オタ&ロキオンオタだったんで、 >ひどくオロオロしてしまった(笑)。 >まぁそんな、あくまでも思い出話っす。 >不愉快に思われた小林ファンの方、いらっしゃったら >すいませんでした。 上の方ででてた、テレビ草創期 >の頃について書かれた本、マジで楽しみ。 >井原VSナベプロの話とかやっぱでてくんのかな。 >いつごろ本になるんだろう。
小林信彦・中原弓彦 21
>935 :無名草子さん:2009/09/15(火) 02:48:12
>先生の声を初めて聞いたのは夢の砦を出版した頃、 >NHKFMの渋谷陽一の番組に出た時だ。 その十数年後、 >ビートルズ論争で松村雄策に立ち直れないほど >木っ端微塵に論破された時、 悔し紛れに渋谷を >ネクラな奴と罵倒したが、完全に黙殺されて >世間に2回も大恥を曝したのは触れてはいけない過去。
小林信彦・中原弓彦 4
>223 :無名草子さん:04/03/24 21:31
>世の常とは言え今度の長さんみたいに >死んでから再評価されるのかね、小林翁も。 >まあ渋松対談で(うろ覚えですが)
>松「人は生きてるうちに評価しなきゃいけないんだよ。 >でも人が死んでから >便乗して本に書いて商売する奴がいるんだよ」 >渋「嫌な予感がしてきたぞ」 >松「横山やすしとか渥美清とか古今亭志ん朝とか」 >渋「それにあてはまる人は一人しかいない気がするんだけど」
>と言われてた翁ですがw。 >清、志ん朝はともかく小林がやっさんのことを書いたのが >不思議です。
>292 :無名草子さん:04/04/13 18:02
>けっきょく松村雄策とのバトルってなんだったのよ。 >過去スレみても隔靴掻痒。 >相手が首括るまでやるって、ブラフ? >それとも形勢不利で有耶無耶? >何をめぐる論争なのか争点がはっきりしない。 >だれかホントにわかってるひとこのスレにはいないの?
>310 :無名草子さん:04/04/20 21:02 >>>308 >>292ですがスマン。俺も何で論争になったのか >判らないので聞いたんですよ。 >松村雄策はリアル・ビートルズ世代のライターで、 >ビートルズについての 熱い思いをつづったエッセイ集を >何冊も出している。 >過去ログで小説「ミート・ザ・ビートルズ」をめぐって、 >小林信彦と大喧嘩したということを知って >興味を持ったわけです。 というのは、小説を読ん だ >かぎりでは、松村の怒りのポイントがわからないから。 >それに、松村のエッセイ集4冊持ってるけど、 >その論争に関する文章は見当たらないし、 >相手の小林の本にも収録されていない。 >けっきょく初出の雑誌で調べるしかないのだけど、 >なかなか手にはいらないので >事情を知ってる人に 訊いてみたかったわけです。 >あ、書いてるうちに思い出したが、1993年のWOWOWの >ビートルズ特集のナビゲーターをやってた松村が、 >とつぜん「だからあの小説家のオッサンは >ちっともわかってねえんだよ」って 思い出し怒り(?) >してたけど、あれ小林信彦のことだったのかなあ。 >これもうろ覚えで悪いんだが、今度そのビデオ見つけたら、 >会話をひろってみますね。
>319 :無名草子さん:04/04/21 21:46
>さっき、古いビデオ調べてみたら(>310で書いたもの)、 >松村がこの論争について 語っている箇所が >見つかりました! 対談の相手は山崎浩一でした。 >ちょっと話をひろってみると、 >(松村) 「まあ、わりとショーバイにしようというような >部分でビートルズが捉えられるのはうれしくないんですね」
>(山崎浩一がこの論争について) 「僕が一番感じたのは、 >あの頃のね、メディアの中にいて情報を流していた人と、 >本当の純粋なファンとの間にあった軋轢が >そのまま再現されてるなっていう気がしたんですよね。 >それで、まだなんか、あの頃にメディアの側にいた人が、 >ビートルズってこういうものだったんだよって言い方を >してると ぼくなんか、あの頃の怒りがフラッシュバック >してきてね、普通の人にはわかんないと思うんですけど」
>320 :無名草子さん:04/04/21 21:53
>(女子アナにどういう書かれ方をしているのですかと >訊かれて松村が)
>「このこと話すと長くなるし、 >またグッといくかもしれないですけど。 >まあ、早い話があまりご存じないんですね、 >ご存じないと すごいていねいな言い方してますけど、 >知りやしないんですよ。そのくせ、なんか >知ったかぶりをして、いろいろ知ってるぞみたいな、 >じつはレコード聴いたこともないとか、 >レコードのタイトルも知らないとかね、 >まーそーいうのはずいぶんじゃないかと >…………(藁)抑えてますねー………」
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ビートルズ論争 - Wikipedia
>松村による指摘
>対談『ビートルズ元年の東京』について
>・「司会者のエリック・H・エリックが曲の紹介を >しようとして 『次は……』っていうと... 」
> エリックは曲の紹介はしていない。
>小林の反論
>『ビートルズ武道館コンサート』のビデオは >『小説新潮』編集部から受け取っていた。 >「『ビートルズ武道館コンサート』のビデオさえも、 >チェックがされていないことは明白です」と一方的に >書かれたのは名誉毀損にあたる。
約20年前の 「世界ふしぎ発見!」 ビートルズ : 橋本リウ詩集 (2009.09.22)
>そして、当時まだご存命でいらした、 >司会のE・H・エリックサン。 >「司会者で、あれほど短い司会はなかったと思いますね。 >『レディース&ジェントルマン、ザ・ビートルズ!』 >これだけなんですね。 それで終わってから、 >『ザ・ビートルズでした!ありがとうございましたー』 >で終わり」
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ビートルズ論争 - Wikipedia
(日本武道館公演について)
小林 「僕はかなりいい席だったと思うんだけど、 ワァーッとなったら、もうあとは何もきこえない」
松村 「僕(松村)は普通の席だったと思うがちゃんと聴こえた。 当時ウェスタン・カーニヴァルなどでは聴こえないことは あったがそれと比べれば観客はおとなしいものだった。」
ビートルズ武道館公演1966.6.30 :さぶろうの WORDS OF LOVE (2012.06.30)
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ビートルズ論争 - Wikipedia
>松村による指摘
>(小林)「ポールのおじいさんは芸人でしょ」 >そういう事実はない。
ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! (映画) - Wikipedia
>キャスト >ポールの祖父 ウィルフレッド・ブランビル
↑ 「ポールのおじいさん」って もしかして この人の事? この映画って、「ドキュメンタリー風のコメディ映画」 なんですけど… 小林信彦って、ひょっとして 「ドキュメンタリー映画」か何かとカン違いしてない?
「ビートルズ論争」の後、小林信彦が悔し紛れ(?)に 「音楽雑誌ROの編集長Sが…云々」みたいに根暗(?)だの 何だのとイニシャルで悪口を書いてたらしいのですが… 雑誌「ロッキンオン」の社長(当時〜現在)は渋谷陽一ですが 編集長(当時)は増井修(ますいおさむ)という人で イニシャルも当然SではなくMなんですけど… その点について増井氏は
「俺は はっきり言って 『ビートルズ(の)ディテール』は許す。だが… 俺のイニシャルはSではなくMだ。…火を付けるぞ。」
…等と書いていたようです (うろ覚え) |
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